さて、今回はパスポートの早期発給について紹介します。
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パスポートの作成にかかる期間
パスポートは申請をしてから交付されるまでだいたい1週間から10日ほどかかります。
お住いの都道府県によって異なりますが、「標準処理期間」というのを設けて公表しているところもあります。
申請から交付までかなり時間がかかりますので、海外渡航の予定が決まったら、早めのパスポート申請を心がけましょう。
(例)東京都の「標準処理期間」
一般旅券の新規発給・・・6日
紛失一般旅券等届出書の提出を伴う新規発給・・・6日
査証欄の増補・・・2日
東京都平成6年9月30日公告『窓口事務に係る標準処理期間に関する要綱』
パスポートの早期発給
パスポートの申請から交付までの期間は原則として、短縮することはできません。
しかし、次のような特別な場合には「早期発給」が認められる場合があります。
ただし、どのような場合で「早期発給」が認められるかは、都道府県の判断になります。必ず、お住いの都道府県のパスポートセンターへ電話で確認しましょう。
参考 「早期発給」の場合の手数料
都道府県によっては、「早期発給」の場合は通常の発給に比べて、手数料を高く設定している場合もあるようです。
詳しくは都道府県のパスポート発給拠点へお問い合わせください。
(例)広島県の場合
「10年旅券」
通常発給・・・16,000円
早期発給・・・20,000円
「5年旅券(12歳以上)」
通常発給・・・11,000円
早期発給・・・15,000円
「5年旅券(12歳未満)」
通常発給・・・6,000円
早期発給・・・10,000円
「記載事項変更」
通常発給・・・6,000円
早期発給・・・10,000円
パスポート「早期発給」の申請先・相談先
これは、市町村に設けられているパスポート窓口では対応していないことがほとんどです。
私たちが「早期発給」について申請や相談をすべき窓口は、県のパスポート発給拠点(パスポートセンター、旅券事務所、県庁国際課など)になります。
まずは、都道府県のパスポートの発給拠点へ問い合わせましょう。
パスポート「早期発給」の標準処理期間
パスポートの「早期発給」が認められた場合は、申請から交付までだいたい3日間前後になる自治体が多いようです。
(例)岡山県の「早期発給 標準処理期間」
一般旅券早期発給・・・3日
パスポート「早期発給」申請方法
パスポート「早期発給」の申請方法は通常の申請と同じです。
ただし、必要書類に追加で「一般旅券早期発給願」が必要になります。書式は都道府県ごとに異なりますので、申請時に窓口でもらうようにしましょう。
※申請先窓口は限定されていたりする場合もありますので問い合わせをした時に確認しましょう。
「一般旅券早期発給願」
(出典 広島県ホームページ-旅券の早期発給が必要な人「早期発給願」https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/38/ryoken-soki.html)
まとめ
いかがでしょうか?
今回はパスポートを早く手に入れたい場合の「早期発給」の申請方法について紹介しました。
「早期発給」が認められるかどうかは、都道府県のパスポート発給拠点(パスポートセンターや旅券事務所、都道府県庁国際課など)が判断することになります。
まずは、都道府県のパスポート発給拠点に電話で相談してみましょう。