さて、今回は空港の入国審査に顔認証ゲートが導入されるというトピックをご紹介します。
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顔認証ゲートによる入国審査とは?
顔認証技術による無人の顔認証ゲートが公開されました。
この顔認証は、パスポートのICチップに記録された顔写真とその場で撮影した画像を照合し、同一人物と認証されればゲートが自動で開くということです。(現時点では日本人の帰国手続きのみ利用可能)
メガネやマスクを着けている場合など、パスポートに記録された顔写真と印象が異なる場合には通過できないとのことです。
また、他人の顔写真を用いて通過しようとする不正等も考えられるため、監視員も配置されるということです。
(画像出典:法務省ウェブサイト「顔認証ゲート概要」http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00151.html)
入国スタンプは押されない
この顔認証ゲートにより入国した場合には、入国スタンプが押されません。
これは、既に導入されている指紋による入国審査も同様です。
市区町村に転入届を提出する際に入国日を確認する都合上、入国スタンプを確認される場合があります。
そういった場合には、空港の係員に言えば、改めて入国スタンプをパスポートの査証欄に押してもらえるようです。
事前の登録等は必要ない
この顔認証ゲートはICチップが搭載されたパスポートを持っていれば、事前登録ナシに利用することができるようです。
ちなみに、以前から導入されていた指紋認証による出入国審査は、事前登録が必要であったことが普及の妨げとなっていました。
※利用には、身長が135cm以上であることも要件のようです。
顔認証ゲートによる入国審査の流れ
①パスポートを機械にかざす
↓
②画面に顔を向け顔写真を撮影する
↓
③照合され認証された場合に入国ゲートが開く
(画像出典:法務省ウェブサイト「顔認証ゲート概要」http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00151.html)
顔認証ゲート導入の背景
顔認証ゲート導入の背景としては以下のような理由が考えられます。
出入国審査の円滑化
テロ対策の強化
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、テロ対策の強化の必要性が求められています。
顔認証ゲートの導入で空いた入国審査官を当てることで、外国人出入国管理を強化することができます。
出入国審査業務の業務効率化
成田空港・関西空港・中部空港でも導入予定
顔認証ゲートは、10月18日(水)より羽田空港上陸(帰国)審査場へ3台が先行導入されることとなっています。
法務省では来年度以降、成田空港・関西空港・中部空港においても順次導入する予定としています。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、空港における顔認証ゲートの導入について紹介しました。
これにより出入国審査の円滑化、テロ対策の強化等が進むことになりそうですね。
皆さんも帰国の際には、是非利用してみましょう。