今回は、パスポートに関連したトピックとして「顔認証ゲート」による出入国審査について紹介します。
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「顔認証ゲート」とは?
これは、「顔認証システム」を導入した自動化ゲートのことです。
「顔認証システム」とはパスポートのICチップ内に記録された顔画像と、その場で撮影した顔画像を照合し、同一人物と判定がされれば自動化ゲートを通過することができるというものです。
2014年の実証実験では本人を認証できない確率は0.3%以下だったということです。
ちなみに、撮影された顔画像データは審査が終わると消去されるということです。
参考 「指紋認証ゲート」
実は、既に指紋認証による自動化ゲートが2007年11月から【成田空港】、【羽田空港】、【成田空港】、【関西空港】、【中部空港】の各空港で導入されています。
しかし、「指紋認証ゲート」は事前登録手続が必要という面倒さ、指紋が登録されることへの抵抗感から利用率は低迷しています。
ちなみに、昨年の日本人の利用率は約8.1%となっています。
「顔認証ゲート」の導入背景
「顔認証ゲート」の導入背景としては以下の点があげられます。
出入国審査の円滑化
テロ対策の強化
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、テロ対策の強化の必要性が求められています。
出入国審査業務の業務効率化
「顔認証ゲート」の導入場所・導入時期
まずは、2017年10月から【羽田空港】で日本人帰国者を対象に先行導入される見込みです。
また、2018年には利用者数の多い【成田空港】、【中部空港】、【関西空港】でも本格運用される予定です。
まとめ
いかがでしょうか?
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に、出入国審査の円滑化、テロ対策強化の要請から「顔認証ゲート」の導入が進みそうです。
是非参考にしてみてください。