さて、今回はネット上だけで転出届をする方法を紹介します。
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ネットだけで転出届をすることができる!(※一部自治体を除く)
あまり知られていないのですが、ネットだけで転出届をすることができます。
これは「電子申請による転出届」や「マイナンバーカードを利用した転出届」「特例転出届」などといいます。(市町村により呼称が統一されていないのは問題ですね・・・。)
ネットで転出届をする前の確認事項(重要)
ネットで転出届をするためには、以下の条件をクリアする必要があります。
住民票を置く市町村が電子申請による転出届に対応しているか(重要)
実はネットで転出届をすることができるかどうかは市町村により異なります。
未対応の市町村から引越しする場合にはネットで転出届をすることはできません!
利用をする前に個別に市区町村の住民課に対応状況を確認しましょう。
確認の際は「マイナンバーカードを使ってネットで転出届をすることができますか?」と聞いてみましょう。
マイナンバーカード(個人番号カード)を持っているか
ネットで転出届をするためには、有効期間内のマイナンバーカード(有効な署名用電子証明書を搭載したものに限る)を持っていることが必要です。
※マイナンバーカードと署名用電子証明書を作成した時に発行されたパスワードを失念してしまった場合は手続ができません。
ネット環境が整っていること
インターネットに接続できる環境があること。
また、自宅等のパソコンに公的個人認証サービス利用者クライアントソフト及びICカードライタ等の電子申請利用環境が整っている必要があります。
⇒「公的個人認証サービスポータルサイト」(外部リンク:「地方公共団体情報システム機構ウェブサイト」https://www.jpki.go.jp/online/index.html)
ネットによる転出届ができる期間であること
以下の場合はネットで転出届をすることができません。
※住民基本台帳法上は引越し後14日以内に転入届をすることが義務とされています。
ネットで転出届をする方法
さて、上記の条件をクリアした場合はいよいよネットによる転出届の具体的な手続に入ります。
これも都道府県や市町村により手続方法が異なりますが代表的な例をご紹介します。
電子申請のポータルサイトにアクセスする
多くの場合は、都道府県ごとに「電子申請サービス」のポータルサイトがあります。
そのポータルサイトから各市町村の転出届をすることができます。
検索方法は「電子申請 ○○県」と検索します。
(例)埼玉県の例
「埼玉県電子申請・届出サービス」
住所地市町村を選択する
住民票がある市町村を選択します。
必要項目の入力と認証
必要項目は、転出予定日や引越し先の住所などです。
サイトに指示された項目を入力していきましょう。
そして、最後にマイナンバーカードに搭載された署名用電子証明書により認証を行い本人確認をして完了です。(ここで署名用電子証明書のパスワードが必要になります。)
ネットによる転出届後の転入届について
ネットで転出届が完了した場合でも、転入届は実際に転入先の市区町村窓口で手続が必要になります!
ネットで転入届はできません(全市町村共通:零和元年6月末日現在)
また、ネットで転出届をした場合は、引越し後は早めに転入届の手続を済ましましょう。
※引越し後14日以内に手続をすることが義務とされています。
また、ネットで転出届に入力した「転出予定日」から30日以上経過した場合は、せっかくしたネットによる転出届が無効となってしまいます。
⇒上記の期間を経過した場合は転出元の市町村へ問い合わせましょう。
転入届に必要なもの
マイナンバーカード
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、ネット上で完結する転出届の方法を紹介しました。
どうぞ参考にしてみてください。