さて、今回は古いパスポートが記念に返却してもらえるかどうかについて紹介します。
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古いパスポートは返却してもらえるの?
さて、古いパスポートには滞在した国の思い出が詰まっていることだと思います。査証(ビザ)欄の出入国スタンプを見るだけで、昔の思い出がよみがえってきます。
では、もしパスポートの更新等の手続をした場合に古いパスポートは返却してもらえるのでしょうか?
その答えは、「YES」です。
返却を希望する場合には、旧パスポートは返却されます。
ただし、VOID処理といってそのパスポートの無効化処理をされてから返却となります。
VOID処理
VOID処理とはパスポートの無効化処理のことです。
1ページ目の本人確認ページから査証(ビザ)欄の手前のページまでに穿孔処理(小さな穴を空ける処理)が施されます。
小さな穴で「VOID」という文字がかたどられていますので、一目で無効化処理されたパスポートだということが確認できます。
また、ICチップが搭載されたICパスポートについては、ICチップも破壊されて返却されます。
このように、パスポートをVOID処理することによって、旧パスポートの不正利用を防止する狙いがあるようです。
旧パスポートの返却タイミング
旧パスポートの返却タイミングはパスポートの手続をとる時に、パスポートの有効期限が到来していたかによって異なります。
パスポートの有効期限が到来していた場合
この場合は、パスポートの手続(一般旅券発給申請、記載事項変更申請など)が完了するとその手続の最後にその場でVOID処理がされ返却されます。
パスポートの有効期限がまだ到来していない場合
この場合は、パスポートの手続(一般旅券発給申請、記載事項変更申請など)の時にはその場でVOID処理をして返却されることはありません。
これは、申請手続中に旧パスポートの不正利用を防ぐ意図があるものと思われます。
しかし、「記念にとっておきたかったのに・・・。」と落胆する必要はありません。
有効期限が残っているパスポートは一時預かりとなり、後日、新しいパスポートが交付される時にVOID処理がされたうでで返却されます。
旧パスポートの返納もできる
旧パスポートの返却を希望せず、返納を希望することもできます。
無効化処理した旧パスポートをもらっても個人情報だし、保管するのに困るという方は、返納してしまうという方法もあります。
まとめ
いかがでしょうか?
沢山の旅の思い出が詰まったパスポート・・・パスポート更新等の手続の際には返却してもらうことができます。
是非参考にしてみてください。