さて、今回はマイナンバーカードに搭載されている電子証明書のパスワードの初期化方法について紹介します。
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電子証明書のパスワードロックがかかってしまう場合
マイナンバーカード(個人番号カード)や住基カード(住民基本台帳カード)に搭載された電子証明書は不正な利用を防ぐために以下のような場合にはロックがかかってしまうことがあります。
署名用電子証明書(マイナンバーカード/住基カード)
署名用電子証明書については5回連続でパスワードの入力を誤ってしまった場合にはパスワードロックがかかってしまう。
利用者証明用電子証明書(マイナンバーカードのみ)
利用者証明用電子証明書については3回連続でパスワードの入力を誤ってしまうと、パスワードロックがかかってしまいます。
電子証明書のパスワードロックがかかってしまうと
パスワードロックがかかってしまうと不正利用の防止のために、電子証明書の利用はできなくなってしまいます。
パスワードロックの初期化方法
パスワードロックされてしまった場合には、市区町村の窓口で初期化を申請する必要があります。
申請先
住所地市区町村
申請できる人
申請時に有効な電子証明書が搭載されたマイナンバーカード(個人番号カード)や住基カード(住民基本台帳カード)を持っている本人
※代理人でも手続は可能ですが、時間がかかる他、手続が煩雑になりますので、本人が窓口へ行くことを強くお勧めします。
必要なもの
①パスワード初期化申請書
これは、市区町村の窓口に用意されていますのでその場で記入するようにしましょう。
②マイナンバーカードもしくは住基カード
③印鑑
認印で大丈夫ですが、シャチハタなどのゴム印は避けましょう。
④顔写真付きの官公署発行の身分証明書(※)
運転免許証、パスワード、障がい者手帳など
(※)顔写真付きの身分証明書が必要なのは、顔写真が付いていないタイプの住基カード搭載の電子証明書の申請の場合のみです。
正しいパスワードがわかっている場合には
ここまで紹介した手続は、パスワードの初期化(※)の手続です。
(※)「パスワード初期化」=「パスワードロック解除」+「新規パスワード設定」
パスワードがロックされてしまった後に、正しいパスワードが判明した場合などには、「パスワードロック解除」だけを行えば良いことになります。
その場合には、パスワードロック解除を申請しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、マイナンバーカードや住基カードに搭載されている電子証明書のパスワードを失念してしまった場合のパスワードの初期化方法について紹介しました。
正しいパスワードがわかっているのにロックがかかってしまった場合には、「パスワードロック解除申請」をすれば良いことになります。
しかし、多くの場合は、パスワードを失念してしまった場合だと思いますので「パスワード初期化申請」をすることをおすすめします。
※マイナンバーカード自体のパスワード(住民基本台長用パスワード・券面事項入力補助用パスワード)の再設定(初期化)は以下のページをご覧ください。
⇒マイナンバーカード(個人番号カード)のパスワードを忘れてしまった時の対処法