「住民票」とはどんなものなのでしょうか?
今回は、住民票がどんな証明書なのかを解説していきたいと思います。
Contents
住民票とは?
居住関係の公証
よく住民票の役割を一言で言うと「居住関係の公証」という言い方をします。
これは何かというと、行政(市区町村)が私たち市民の
住所を公(おおやけ)に証明する
ということです。
例えば東京都三鷹市が
○○さんは、東京都三鷹市下連雀1丁目1番1号
に住んでいることを証明します。
といった具合です。
住民基本台帳法という法律で市区町村長がその域内に住所を置く住民の住民基本台帳を記録し、住民票を作成する責務を負うと規定されています。
何が書かれているの?
ここでは住民票に記載される代表的な事項について紹介します。
1、住所
2、氏名
3、生年月日
4、性別
この1~4は住民票に記載される必須事項であり、「基本4情報」といいます。この情報は必ず住民票に記載されます。
5、本籍・・・戸籍がどこにおいてあるか
6、続柄・・・世帯主との関係
7、住民票コード
8、個人番号(マイナンバー)
この5~8は住民票に任意で記載することができます。つまり、載せる載せないは自由になります。
この中で特に5、6については市役所の窓口で「本籍は記載しますか?」とか「続柄は記載しますか?」などと聞かれることがあるので、住民票に記載する必要があるかどうか事前に確認する必要があります。
使用用途は?
国民年金の請求、就職、修学、資格の登録、アパートの賃貸借契約、軽自動車の購入、NISAの口座開設など多岐にわたります。
様々な手続きで、この人はここに住んでいますよという公的な証明書が必要になるわけです。
住民票の申請方法
申請窓口は?
市区町村役場の住民課(市民課、区民課、町民課など)などです。
大きい市などでは、支所などでとれるところがほとんどです。
また、最近はコンビニでも住民票がとれる市区町村がでてきました。
※住民票のコンビニ交付は各自治体により導入状況が異なります。
申請に必要な持ち物は?
本人確認書類(運転免許証、保険証、マイナンバーカード、年金手帳、学生証など)
※自分と別世帯や別住所の人の住民票を請求する場合には、委任状が必要になります。詳しくは後ほど、記事で説明します。
申請料金は?
住民票の料金は実はお住まいの市区町村ごとに異なります!
だいたい150円から300円ぐらいが多いのでは内でしょうか。
ちなみに、財政破綻したことで知られる夕張市の住民票は
なんと1通あたり500円もします!恐ろしいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、住民票の内容や用途、取得方法について紹介しました。
どうぞ参考にしてください。