今回は、昨年の「パスポート自由度ランキング2016」に引続き発表された「パスポート自由度ランキング2017」について紹介します。
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「パスポート自由度ランキング」とは?
これは、イギリスのコンサルタント会社であるヘンリー&パートナーズがIATA(国際航空運輸協会)の協力を得て、毎年発表しているものです。
ランキングは「ビザ規制指数」による
ビザ規制指数は、ノービザ(査証免除待遇)での入国が可能な国の数を1国につき1点で点数化したものです。
そして、その順位がその国の国際的地位が分かる指標として発表しているのです。
ノービザ(査証免除待遇)での入国が可能となるためには、その国の発展度合、民主化レベル、治安レベル(武力衝突やテロの起こりにくさ)が考慮されるため、「ビザ規制指数」はしばしば、その国の国際的地位が分かる指標として引用されるのです。
パスポート自由度ランキング2017
対象となったのは199ヶ国・地域(国連加盟国193ヶ国+台湾、マカオ、香港、コソボ、パレスチナ、バチカン6地域)のパスポートについて219ヶ国・地域への入国の自由度を調査しています。
6位 マレーシア 154点
アイルランド
アメリカ
カナダ
7位 ギリシャ 153点
ニュージーランド
オーストラリア
8位 マルタ 152点
チェコ
アイスランド
9位 ハンガリー 150点
10位 スロベニア 149点
スロバキア
ポーランド
リトアニア
ラトビア
11位 エストニア 148点
12位 リヒテンシュタイン 147点
13位 キプロス 146点
14位 クロアチア 144点
ブラジル
モナコ
15位 ルーマニア 143点
ブルガリア
チリ
アルゼンチン
16位 香港 142点
17位 サンマリノ 140点
18位 アンドラ 139点
19位 イスラエル 137点
20位 バルバドス 136点
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32位 台湾 120点
42位 ロシア 107点
45位 トルコ 104点
66位 中国 60点
86位 北朝鮮 38点
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パスポート自由度ランキング2017 総評
○1位「シンガポール」です。
シンガポールはビザ無し入国が認められているのが159国ということです。これはすごいことですね!
ちなみに、アジアの国が最も自由度の高いパスポートに選ばれたのは史上初とのことです。
○我らが「日本」は前回調査の5位から順位を1つ上げて4位です。
ビザ無し入国が可能なのは156国ということです。
○「アメリカ」は前回調査の3位から大幅に順位を落とし、6位となりました。
トランプ政権による自由な入出国を制限する動きが影響しているのでしょうか?
○「ロシア」が入国可能な国は107国で42位、「中国」が入国可能な国は60国で66位となっています。
○89位から92位までは「イエメン」「ソマリア」「シリア」「パキスタン」「イラク」「アフガニスタン」という顔ぶれです。
紛争やテロリズムの懸念からか、近年ではランキングの最下位層を占めているようです。
ちなみに、ビザ無しで入国が認められるのはいずれの国も35国以下ということです。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は「パスポート自由度ランキング2017」について紹介しました。
日本は、156ヶ国でビザ無しで入国か可能ということで4位にランク付けされています。
どうぞ参考にしてみてください。
ちなみに昨年の「パスポート自由度ランキング2016」は以下の記事で確認することができます。